マエストロスタッフブログ

弱い紐帯
2006年4月23日 18:47 | トラックバック(0)

社会学に「弱い紐帯(ちゅうたい)」理論、というものがあります。

これは、グラノベッターという人が提案した考えで、大雑把に書いてしまうと、

「人生の大きな転機や決断はすごく身近にいる人よりも、たまに会う人に大きく影響され、促されることが多い」

という内容です。特に転職において、久々にあった友人や知人などに影響を受け(というか引き抜かれ)て転職を決断することが多いという事を様々なデータを取って検証しているのですが、この考えからグラノベッターさんは、人間関係は深く・狭く、よりも浅く・広くのほうが転職に限らず何かと良いよ、という結論を導きだしています。

何でこんな変な言葉を知っているかと言うと、ゼミのテーマだったんですね・・。懐かしい。
私はこの考えに全面的に賛成で、これを知ったときは「自分の気持ちを代弁しているではないですか!」と興奮したのを覚えています。

爾来、一度会った人とはたまーに連絡を取るようにしています。これは漠然とした感覚ですが、年代・職種・国籍でそれぞれ浅く・広く付き合っていると、色々と助かることが多いと感じています。

先日、オフィスメイトであるKさんに大学生のアルバイトを紹介したのですが(私の直接の知り合いではなく、後輩にお願いしてMLで要項を流してもらって見つけたものです)、その後輩もふと思い出して1年ぶりぐらいで連絡を取ったような弱い紐帯の一人でした。

一期一会という程でもありませんが、何が役に立つか分からないので、これからも繋がりは大切にして行きたいものですね。


PS. ちなみにこの弱い紐帯を意識して保とうとすると非常に面倒なのですが、とっても便利なツールがあります。それは最近大流行のSNSで、特に登録者の誕生日にコメントを書く機能は秀逸だと思っています。


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カテゴリ: 家事屋の徒然草


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