マエストロスタッフブログ

考える人と動く人
2006年3月14日 23:34 | トラックバック(0)

よく言われる話ですが、人には①考える人、と②行動する人、の2種類があると言われます。
これはもちろん、どちらが良い悪いの話ではなく性格(性向)的にこのような大雑把なくくりがあって、仕事の向き不向きには影響を与えるよね、程度の話です。①の人は細かい作業が得意で、どちらかといえば内向的、意思決定に時間をかける、失敗が嫌い、などの特徴が見られます。②の人は逆に大雑把で細かい作業が苦手、どちらかと言えば社交的、考えるよりも試して見て、失敗を繰り返す(?)といったところでしょうか。中間や例外はもちろんありますが、周りを見渡すといずれかに区分される気がします。

 私の前職の友人にはとても深くまで物事を考えられる人が多くいました。システム開発の現場ではこの「深く考える力」というものが非常に重要です。複雑な条件が絡み合うシステムでは、多くの不測の事態を想定してテストを行うのですが、このときに「深く考える力」がないと浅いテストケースしか作れず、後々障害多発ということになります。特に上流と呼ばれる業務設計をする人にこの力が弱いと、後々エライことになるわけですね。いや~、思い出しただけで鳥肌が立ちます・・。彼らに共通して言えることは、とても慎重であるということで、検討に時間をかけることに労を厭いません。彼らは①の考える人だと言えます。 そんな中で、私は決して①サイドの人間ではなかったために、非常に苦労をし、また回りに方に散々迷惑をかけていたと思います。開発プロジェクトに居た当時はそんな大雑把な性格に生まれてきた己の血筋を呪ったものです(※母方の血。父方は異常に細い)。 

しかしながらその後プロマネの仕事に移り、また最近このような仕事をしている中で、やっぱり②で良かったなあとしみじみと思っています。スタートアップの会社に求められることは「とにかく試す」という一点に尽きるからです。
(もちろん検討の上での実施と、実施後の反省は重要) 渋谷の事務所に移ってからは特に色々と試しているところですが、まだまだスピードが遅いと思います。せっかくの②体質を生かすべく、日々是改善をしていきたいものです。

カテゴリ: 家事屋の徒然草


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