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2008年03月04日

オバマ・ヒラリー・大統領選

ヒラリーがピンチのようです。

2月末時点の獲得議員数が、ヒラリー1034にたいしてオバマ1193と160近く差をつけられており、この差を埋めるためにはヒラリーは平均55%程度の得票が必要だが、オバマ支持をすでに明らかにしている州もあり、なかなかキビしい状況の様子。

結局、アメリカではNon-Whiteが大統領になることはないだろう、と考えていた家事屋としては非常に以外な結果といえます。

なぜこうなったのか?

と気になって少しだけ調べてみました。

・もともと同じ政党なので政策に大きな差はない。(中東外交へのアプローチは除く)
・もともとはヒラリー有利。経験、知名度、資金力、ワシントンでの人脈(→とても重要)、党組織のバックアップ、どれをとってもヒラリー有利。おまけにオバマは上院1期目。
・資金集めは当初ヒラリーが圧倒。党組織をバックに多くの大口援助者の協力をもとにさらっと1億ドル集める。
・ところが政治資金規正のため、1人あたりの献金額が2000ドルに制限されているため、大口からの献金が思ったより集まらなかった。このため2007年中にヒラリーの支持者は上限額を献金済みに。
・オバマはネットを使ったマーケティングにより、小口の支持者を集め、08年になってからもこれら支持者からの献金が続く。
・2月末のsuper tuesday以降、ヒラリーが資金ショート気味なのに対し、オバマは継続的にマス広告を流す事ができた。

ということで、大衆を狙って資金投入を継続的に行ったオバマの選挙戦略が奏功したことが大きな理由のようですが、ベースにオバマ氏の演説の巧みさがあることは言うまでもありません。直接聞いたわけではないのでなんともいえませんが、ラップのような聖歌のような、心を鼓舞する何かがあるようですね。

というわけで、今年は大統領選が面白そう。

家事代行のマエストロサービス



投稿者 nagases : 2008年03月04日 23:33

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