2018年一覧
2018年07月16日 重曹をつかった掃除
エコ掃除のススメ
重曹とは?
重曹は炭酸水素ナトリウムと呼ばれ、食塩水を原料に二酸化炭素を加えることで作られます。
もともと、人体にある物質ですので、入浴剤やふくらまし粉としても使われます。安産性が高い洗剤です。
重曹には汚れを落としてくれる3つの特徴があります。
■中和の効果
肌に刺激をあたえず、酸性の油汚れを中和して落とすことができます。
また、生ゴミや靴箱の酸性の臭いも中和して、消臭してくれませす。
■研磨剤の効果
重曹は粒子が細かく、水に溶けにくく、程よい固さです。
粒子が固すぎないため、物を傷つけないため、研磨剤として利用できます。
■発泡性の効果
温めると二酸化炭素が発生します。この性質を利用し、汚れや焦げ付きを浮かび上がらせて、剥がし落とすことができます。
「膨らまし粉」として使われる成分です。
重曹の使い方
◆重曹水
水200mlに対し重曹小さじ2を溶かします。
スプレー容器に入れてキッチンに置いておくと、いつでもすぐに使えて便利です。
・油でベタついたキッチンの台や壁などに吹きかけたあとに拭く。
・ガスレンジの油はねには、料理のあとに熱いうちに吹きかけておくと、余熱で汚れが浮いてきます。
・冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器など、洗剤を使えないところにも安心して使えます。
・生ゴミにスプレーをすると、臭い消しにもなります。
◆粉のまま使う
汚れに直接ふりかけて使います。シェイカーなどに入れて、振りかけると便利です。
・コップに茶渋のこすり落とし
・シンクに磨き洗い
・下駄箱や押し入れの湿気と臭い取りに(お茶パックに重曹を入れて置いておく)
◆重曹ペースト
重曹2に対し水1を混ぜ合わせ、クリーム状にします。
ガスコンロ、五徳、魚焼きグリル、換気扇など汚れが気になる所に重曹ペーストを乗せます。
しばらく放置し、汚れが浮かんできたら、重曹ペーストを拭きとり、水洗いできるものは洗います。
★様々なところに使える重曹ですが、使ってはいけないところもあります。
【畳、木・竹製品、漆塗り製品、アルミ製品、フローロング】
変色、黒ずみや研磨作用で傷がついてしまうことがありますので、使用箇所には注意しましょう。
2018年05月14日 玄関の掃除
場所別掃除方法
【手順1】玄関に置いてあるものを撤去する
まずは玄関に置いてある靴や物を移動させます。どかしてから掃除することで、物を倒して壊してしまったり、水を使う際に物が濡れることを防ぎます。
どかす際には、靴や物の下についている泥汚れや砂埃を落としましょう。
【手順2】ほうきで汚れを掃く、掃除機で吸い取る
玄関は埃や砂や泥が入りやすいので、丁寧に掃き掃除をします。溝の入り込んだゴミやドア枠の溝の汚れは掃除機で吸い取ります。掃除機を使う際は、ヘッドを交換し室内用とは別のヘッドに交換しましょう。(玄関用を常備しておくと便利です。もしくはトイレットペーパーの芯をつけ即席のヘッドとして使うとよいでしょう)
【手順3】デッキブラシでこする、雑巾で水拭きする
たたきに少量の水をまき、デッキブラシで擦ります。その後はよく水拭きをして、水分を拭き取ります。
小量の汚れでれば、水拭きをするだけで、充分きれいになります。
しつこい汚れには、重曹水を含ませたメラニンスポンジでこするときれいに汚れが落ちます。メラニンスポンジを使った後も必ず水拭きしましょう。
(メラニンスポンジは素材によっては傷を付けてしまう可能性がありますので、目立たない箇所で試してから使用しましょう)
※注意
たたきが天然石の場合は取り扱いに注意しましょう。特に大理石や御影石はデリケートな素材のため、お手入れに注意が必要です。天然石にはメラニンスポンジや洗剤などは使用せず、どうしても落ちない汚れの場合は、中性洗剤を薄めて物を使うようにして下さい。
【靴箱の掃除と臭いの対策】
靴箱の掃除をする際ははじめに靴を全て外に出します。掃除機で中のゴミを吸い取り、雑巾で水拭きします。その後、エタノールを吹きかけた乾いた雑巾で拭き、乾燥させます。
臭いが気になる時は、消臭剤として重曹を置いておくと効果的です。
2018年03月26日 カーペットの掃除
場所別掃除方法
毛足の奥まで入り込んだゴミを取るには、粘着シートよりも掃除機が効果的
カーペットの上から下、下から上、左から右、右から左と、全方向に引きながらかけると効果的です。
ゴミを充分に除去するためには、1平米あたり20~30秒ほど時間をかける必要があります。
ゆっくりと時間をかけて吸い取りましょう。
カーペットに掃除機がけには、ブラシ付きの掃除機を使うと、逆立たせて、内部のゴミも吸い取ることができます。
【カーペットのゴミの種類と掃除方法】
髪の毛
髪の毛やペットの毛などは、毛足の長いカーペットにからみやすいです。掃除機で吸いきれないときは、「ゴム手袋」を使います。
ゴム手袋をつけて、カーペットをこすると摩擦の力でゴミだけをからめとることができます。
食べ物や飲み物によるシミ
①乾いた布やキッチンペーパーで水分を拭き取る
乾いた布やキッチンペーパーで水分をすぐに吸い取ります。こぼした水分をたたくように水分を吸収させます。周りにシミをのばさないように注意して下さい。
②中性洗剤を薄めた液を染み込ませる
汚れた部分に中性洗剤を染み込ませるように拭いていきます。汚れがカーペットに戻らないよう、常にきれいな面を使って拭くのがポイントです。
③水拭きする
洗剤がカーペットにまんべんなく染み込むと汚れが浮きあがってきます。汚れの外側から中心に向かうように雑巾で水拭きし、汚れをかき出します。
④乾拭きする
汚れが取れたら、カーペットを乾拭きして、水分を完全に拭き取ります。水分が残っているとダニが繁殖しやすくなりますので、できるだけ水分を取り除きましょう。
【ダニ繁殖の予防】
ダニはアレルギーやじんましん、気管支炎の原因にもなるの、しっかり退治しましょう。
生きているダニは鋭い爪でカーペットのしがみついているため、掃除機で吸っても、吸いきれません。
ダニの駆除に最も有効なのは、熱を与えて、死滅させてから、掃除機で吸い取ることです。
そこで、スチームモップをつかいます。スチームモップからは、最高70度にもなるスチームが出ています。ダニを退治するには充分な温度です。
※60度未満ですと、死滅に20~30秒ほどかかり、他の場所に逃げてしまいますので、60度以上で、一瞬で死滅させましょう。
仕上げに掃除機を丁寧にかけて、ダニの死骸を吸い取ります。死骸を残すとアレルギーの原因になりますので、しっかり掃除機をかけます。