落日燃ゆ:城山三郎
2007年3月23日 17:47
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先日の新聞で城山三郎氏の訃報を伝える記事をみました。
つい先日、城山氏の著書を読んでいたく感じ入ったばかりだったために、ホロリときました。
歴史小説は好きなのですが、戦前~戦後を描いた作品はあまり読んだことがありませんでした。広田弘毅は外務大臣の印象が強いのですが、首相もやっていたことあったんですね。
この本を読んでいると、憎まれっ子世に憚るというか、正直者はバカを見るというか、どうしてもそっち方面の印象が残ってしまいますが、学ぶべきは汚い人間に囲まれても潔さを失わない人間の高潔さなんですよね。今となっては、身を尽くす対象が国家であったり国体(当時は天皇陛下)であったりということはほとんどないと思いますが、自分が信じたもののために全身全霊をかけて尽くし、不利になっても決して裏切ったりしない。人のせいにしない。そんな人間に、家事屋もなりたいと思います。
元気そうで何より!
そうそう、子ども生まれたのよ。
可愛いぞー!