2005年:アーカイブ
儲けるならショットバー
2005年12月 1日 19:34
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飲食店で何が高いって、フランス料理屋のワインほど高いものはない、と思っていたのです。なにしろショップで買ったら3,000円のボトルがお店で飲むと9,000円と3倍に化けるんだからね。ところが、例のPastazio成城店の店長曰く「儲けたいならワインよりショットバーですよっ!」ということだ。
【理由】
・お酒、得にカクテルや茶系(ウィスキーなど)の原価率が低い(15-18%)。
・厨房機器などの設備投資がレストランに比べて非常に低い。
・火を使わず、水も少ないので高熱費、水道費が低い。
・メニューにない「おまかせ」を工夫することで、うまいカクテルを作ることができる。(もちろん美味しいものだが)
・レストランほどスペースが要らないので、一等地でなくても出店できて家賃が安くすむ。
・スタッフの数が圧倒的に少なくってすむ。サイズによるが1人〜2人で回せる。
というわけで、材料・家賃・人件費という黄金の3点セットでベネフィットがあるので、儲けるならショットバー!となるとのこと。しかし、じゃあどこで競争するの?というとやはり接客サービスで、店長の腕が悪いと客がつかないとのこと。この店長は京都で一時300万/月ほど売上げ、京都木屋町でNo1だったらしい。む〜。何でも極めるとすごいね。。
ホフィス訪問
2005年11月30日 21:27
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打ち合わせついでに知人のオフィスを訪ねる。
場所は六本木ヒルズから歩いて5分の一等地にある洒落たオフィス。通称ホフィス。
これは巷で流行りつつあるシェアオフィスの一つで、月額3万円からオフィスの一部を使えるという金のない起業家にとってはとても助かる仕組みである。共有スペースを入居者が時間を融通しながらシェアするため、通常に部屋割りをするよりも多くの店子を呼び込め、会社としてもおいしい仕組みとなっている。
実はこのシェアオフィスを運営している会社は、設立後わずか数年で上場もしており、起業家の鑑のような大変立派な会社なのだが、実はこの会社の設立者の一人というのが私が昔お世話になった家庭教師の先生なのである。東大を出た後、投資銀行に入り活躍をしていたのだが、気付いたらいつの間にか起業をしていた。「やっぱし、この人は違うな〜」と思っていたのだが、これまた気付いたらいつの間にかこの会社も辞めていた。今は音信不通である・・。
先生!気付いたら連絡下さいっ!!
家事におけるQCとQAのあれこれ。
2005年11月28日 17:59
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今でこそオバサンマスターとしてヒューマンタッチな仕事をしていますが、以前はシステムコンサル会社でSEなどしておりました。この会社のモットーは「プログラムも書けないヤツがシステムのコンサルティングなどできるか!」というもので、新卒で入った社員は全員一度は開発フェーズのプロジェクトに放り込まれてプログラムを組まされるのです。私は細かい作業は苦手な方なので、しょっちゅうバグ(=障害)を出して管理者の人に迷惑をかけていました。
さて、家事屋の仕事でも人間の感性にまかせっぱにすると、必ずバグ(作業モレ)が発生します。これを防ぐためには、?作業手順の管理と、?作業結果(作業品質)の確認という工程が必須となります。いわゆる品質管理と品質保証です。
?については、研修期間を通じてみっちりと伝え、スタッフ自己流の方法は許さない!という強い態度で臨んでいるのですが、50年近く自己流で培ってきた家事の技をいきなり変えるのはやはり難しいようですね。この手順というものは、現時点で最良と思われるものを弊社の"標準"として定めているだけなので、「自分の手順の方がいいわよ!」というものがあったら、いつでも教えて下さいね。
というわけで、やはり?の作業結果の確認がとても重要になってくるわけです。このため作業終了後に20程度のチェック項目を確認しないと終われないようにしていますが、この時気をつけなければならないのは、あるスタッフが作業を行い、チェックOKの項目を他のスタッフが見るとNG、ということが起こりうることです。これは、「キレイ」という感覚には個体差があるためで、初めの頃はかなり悩まされました。こういう主観的な問題は下手をするとスタッフのモチベーションにも関わるので結構難しいのです。平方メートルあたりの埃の密度を計測する、とか出来れば説得力あるのですが、さすがにそこまでは出来ないので、結局今は研修時に作業レベルの「標準」を感覚として叩き込むことと、他のスタッフについて回る研修期間中に複数の先輩スタッフにつけて相互確認をさせる、という二点を行っています。これを行ってからは、かなり品質が上がったと思います。品質保証はやればやるだけ効果がでるので(コストはかかりますが)、これからも色々試してみたいと思います。
麗しきチラシ広告の世界
2005年11月27日 23:24
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いやー、広告って面白いですね。といっても僕の仕事だとテレビとかのでかいメディアは無縁で、主にビラ・チラシの類です。12月に向けていくつか作ってみましたよ。
実は僕はこういうものを作るのは結構好きなのですが、えてして自分の好みに作ってしまって本当に効果的なものが作れているかが疑問だったりします。(HPで犯した失敗が再び)
ちなみにこのチラシの類は世の中の人が思っているよりもコストがかかるもので、1万枚配布すると印刷・配布込みで8万円ぐらいかかります。1万という数は少ない方で、通常配布効果を測定するためには3万枚程度は最低撒かないとダメといわれているので、最低24万かかるということになります。「じゃあ、そんな高いの使わないでネットとかで集客すればいいじゃん」といわれるかもしれませんが、チラシ媒体にはネットには無い大きな効果があります。それは、顧客の地域を特定して集客出来るということです。これにより採用とアサインの効率が格段にあがります。つまりとってもうれしいのですっ!
そんなわけで、反応のよいチラシを作らなければならないのですが、前述のように独りよがりになり勝ちなので、これを読んだ人は反応プリーズ!!
ぞうきんの使い方
2005年11月26日 14:36
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昼食を食べに、パスタ屋さんに入った。
待っている間、店員が机を拭いているのだが、これが実に気になる!!
・まず、布巾の使い方だが、2つまたは4つ折りにして使って欲しい!
・そして、拭く時は端からコの字を描くようにして拭いて欲しい!
このほうが、拭き忘れがなく、力が入れやすい。グルグルと円を描くようにして
拭かないでくれ!
・テーブルの上のゴミは布巾で絡めとって欲しい。床に落とさないで欲しい!
床に落とすと、靴で踏んだ時にグニャっとなって、不愉快な気分になるのだ。
・そして、水はしっかりと絞ってから拭いて欲しい!
水気が多いと拭き残しが出来る上に、乾きにくい。
本や書類を置いた時に濡れたりしたら大ピンチだよ!
書いていて、「すげー小姑みたい」と思ってしまったが、仕事柄しょうがない。
これを読まれた飲食店の方々は、こんな客がいることを思い出しつつ、ぞうきん(布巾)
の修行にいそしんで欲しい。
合掌